この写真、どこに備えているものだと思いますか?
実はこれ、会社に置いているものです。
東日本大震災以降、発災後72時間(3日間)は人命救助優先。ご自宅の被害も気になるところですが、いの一番に帰宅したい気持ちはこらえ、3日間はその場にとどまるように、と推奨されています。
これは人命救助の観点からだけではなく、大きな地震の後は道路が寸断されていたり、余震でビルのガラスが割れて落ちてきたり、自分が二次災害に巻き込まれるリスクも高くなっていますので、その場にとどまるという判断は自分や家族のためにもなる勇気ある判断なのです。
さて、まんぼうも明け、会社に出社される方も多くなってきたかと思います。そうなると、会社で震災に遭うケースも考えられるかと思います。
上記が国から推奨されて以降、従業員の3日分の水や食料を備える企業も増えてきました。しかしながら、企業が備えてくれるものというのは限界があります。
みなさんの職場環境に合わせ、必要だなと思うものは個人でも持っておくと良いと思います。例えば、職場が高層ビルの方。トイレが使えなくなったら、エレベータも動かぬ中、近くの避難場所までトイレを借りにいけるでしょうか。また、ビルの中は乾燥します。乾燥対策があっても良いと思います。コンタクトの方、眼鏡は要りませんか?お薬を飲まれている方、お薬の準備はございますか?
是非ご自身の会社がどのような物資を備えらえているのか、確認してみてください。そして、不足しているであろうものは、ご自身でも備えてみてはいかがでしょうか。
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