災害時のトイレ事情 意外と知らない排水管の話
- 管理人
- 2025年9月5日
- 読了時間: 3分
9月のめぐろ区報と広報東京都、どちらもテーマは「災害時のトイレ対策」でした。
お水が使えない=断水、と思う方は多いかもしれませんが、
「下水が使えない」ことを考えたことはありますか?
給水管が壊れれば断水しますが、排水管が壊れても水は流せません。
断水なら蛇口をひねればすぐわかりますが、排水管の損傷は外から見えません。
特にマンションやアパートなどの集合住宅では、排水管がつながっているため、
上の階の人が流した水が、下の階で逆流・あふれ出すことがあるのです。
★公共下水道と排水設備の違い
災害時の判断で大切なのは、
「どこまでが東京都の管理で、どこからが自宅やマンションの管理なのか」
を知っておくことです。
■ 公共下水道(東京都下水道局が管理)
道路の下を通る下水道管
汚水を水再生センターへ流すメインルート
ここに問題がある場合、東京都が「下水道の使用制限」を発表
制限が出たら、絶対に水を流してはいけません
■ 排水設備(各家庭・集合住宅が管理)
自宅やマンションから道路までの間にある配管
台所・お風呂・トイレなどから流れる水が、公共下水道に合流するまでの経路
戸建てなら家の持ち主、集合住宅なら管理組合が管理
損傷や詰まりがあったら自分たちで点検・修理が必要です

☝震災直後は「トイレを流さない」が鉄則
東京都下水道局によると、大きな地震があった際には、
下水道に被害が出る可能性があるため、
「下水道の使用制限」が発表された場合は、絶対にトイレ他お水を流さないことが重要です。
制限情報は、下水道局HP・防災無線・区報などで発信されます。
使用制限がない場合はどうする?
東京都から使用制限が出ていないときは、
排水設備に問題がないかを自分たちで確認する必要があります。
▶戸建ての場合:
トイレ・キッチン・お風呂などで、少しずつ水を流してチェック
▶集合住宅の場合:
住民同士で協力し、下の階から順番に少しずつ水を流して問題がないかを確認
!ここが重要です!
集合住宅では、一人が勝手に水を流すと、別のお宅で被害が出る危険があります。

★今からできること★
お住まいのマンション・アパートで、「水を使うときのルール」を決めておく
誰が、いつ、どうやって確認するかを共有しておく
住民同士で声をかけあう習慣をつくる
集合住宅にお住まいの方は、ぜひ管理組合にこの問題を提起してみてください。
事前にルールをつくっておけば、いざというときに慌てず対応できます。
周りが動き出すと、「うちもやらないと!」という気持ちが生まれます。
そうすると、アクションのうねりが広がり、
目黒区全体の被害を少なくすることにつながります。
みなさんの行動から、まちを動かしていきましょう。
画像出典:排水設備防災ハンドブック(東京都下水道局)



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