トイレの諸問題①の続きです。
防災グッズとしてトイレを備えました。
でも、トイレ問題は、トイレがあれば安心でもないと思うのです。
(排泄はできるので、一安心ではありますが。)
個人的に、トイレ問題は2つに分けられると思っています。
①マンホールトイレのように、避難所、避難場所に敷設されるトイレ
問題点:
組み立て方がわからない
排水の詰まり等で使えないこともある
圧倒的に数が少なく何時間も並ぶ
②家庭で備える簡易トイレ(トイレ本体+凝固剤、防臭剤)
問題点:
普及率が低い
保管方法に懸念がある(メタンガス充満による爆発の危険)
廃棄ルート復旧が遅くなると保管期間が長期化する
①はあまり身近に感じられない問題かもしれません。
でも、②はいかがですか?
首都直下型地震のようなケースでは、狭いエリアで多くの方が被災者となります。
地方に比べマンションも多く、そのほとんどは在宅避難と想定されます。
そうであれば①よりも②の方が困る人が多いのでは?と思うのですが、
トイレ問題で協議されるのは①の方が多いような気がします。
②の問題は排泄する場所だけでなく、排泄物の廃棄も課題があると思います。
仮設トイレ➡災害廃棄物の対象として計画に基づき収集(素案が先日公開された)
マンホールトイレ➡下水にそのまま接続できる
先日目黒区より公開された「災害廃棄物処理計画素案」では、自宅からの廃棄物については対象外という記載がありました。
在宅避難者のし尿は、いつまで自宅で保管しておけばよいのだろうか、と少々不安になりました。
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