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その“逃げ道”、いざというとき使えますか?

おうちではあまり無いかもしれませんが──

職場や施設で、非常扉の前に物が置かれているのを見かけたことはありませんか?


これは、実際に目にした話です。

ある会社で、災害時に使うための非常扉がありました。

その扉はふだん締めっぱなしで、使うこともなく、部屋の隅のような存在。


だからでしょうか──

その扉の“反対側”、つまり隣の部屋では、扉の前に段ボールが山積みになっていたのです。


ふだん使わない、通らない場所だから「置いても大丈夫だろう」と思ったのでしょう。

でもその扉は、”いざという時に命を守る“出口”のはずでした。


この話、決して「他人事」ではありません。

たとえば、自宅のマンションのベランダ。

火災などで玄関側が使えなくなった時、お隣との仕切り板を破り、ベランダを伝って避難するための経路になっていることがあります。


でももし──

その板のすぐ向こうに、収納ケースやプランター、レジャー用品が山積みだったら?

いくら板を破っても、逃げられない。

逆に、自分のベランダが「隣の人の避難先」になることだってあります。


“ふだん使わない”場所こそ、命を守る場所かもしれない

非常扉の前に物を置いていませんか?

ベランダの避難経路、ふさがっていませんか?


どこであれ、「いざというときに使う場所」が“使えない”状態になっていないか。

こうした視点で、ぜひ一度まわりを見直してみてください。


会社であれ、家であれ──

「ふだんの無意識」が「非常時の妨げ」になることがあります。


場所を問わず、

“これは非常時にどう使うものか?”

“いま、その機能を発揮できる状態か?”

という目線で見てみると、思わぬ“盲点”が見えてきます。


あなたの気づきが、家族や同僚、大切な人の命を守る一歩になるかもしれません。



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