先日受講した、東京都の防災コーディネーターステップアップ研修からの問いかけです。
まず、話の前提です。
震度6強の地震が発生、今は地震から1週間が経過している
自分はマンション住まいで、建物に被害は無く、家族も無事で、マンションでの生活を続けている
電気・上下水道は復旧済みだが、ガスは復旧していない
近隣のスーパー、コンビニの幾つかは営業を再開しているが、品薄で、食料品はすぐに売り切れてしまう
近くの小学校が避難所となっており、家に住めなくなった近所の知人が身を寄せている
避難所は、地域の自主防災組織を中心とした避難所運営協議会が運営しているが、運営者も疲れが見えている
行政からは避難所担当職員が2名程度ローテーションを組んできている
このような状況の中、自分には手伝える余裕があったため、避難所となっている小学校にボランティアとして手伝いに行くこととなった。
さて、お手伝いをしていたら、このような相談を受けました。
「子どもが食物アレルギーのため、配られる食事をうかつに食べさせられない。なんとかならないだろうか」と相談された
食事は配布されるお弁当と、ボランティアによる炊き出しの両方で賄っている
他にもアレルギーのある人や、柔らかいものしか飲み込めない高齢者もいる
このままでは、食事が思うようにとれず、体調を崩してしまう方がでてくるかもしれません。
他のボランティア、避難所の人同士で話し合って、良い解決策がないでしょうか?
このようなケーススタディにおいて、唯一の正解はありません。
災害時には、日常生活では起こり得ないことが次々と発生します。
「想定外のことが起きた!!」とそのときになって考えるのではなく、
自分だったらどう乗り切るかを平時から考え、思考のトレーニングをしておく、
ということがポイントかと思います。
みなさんなら、どのようなアイデアで解決させるでしょうか?
ぜひ考えてみてください。
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